子育て応援!

「子どもは未来からの預かりもの」と、自分が親になった時にふと感じた。だから大切に育てなきゃいけないんだと思っている。国も、ただ産めよ増やせよではなく、子どもに対する国の考え方をきちんと整理して、するべきことをすれば、あとは皆が望めば自然に子どもは増えるのではないかと思うんだけど。(ブログ「子供たちが笑う日本をつくるために」より)

 心を育てる保育 ―「まあせんせい」講演より

まあせんせい菊池先生は、創作された手遊び歌とその実習、またご自身の保育体験でのエピソードや作詞された素敵な歌などを交えながら、

・子どもは、先生がいるからこそ保育園に来てくれる。
・子どもを笑顔にして家に帰してあげれば、親も安心する。
・保育は、子どもの心を育て、日本の将来を変えることができる。

 といったメッセージを私たちに伝えてくださり、「知育」「食育」の次は「心育」が必要!と締めてくださった。

先日このブログで、親がイライラする通園風景について記した。家庭がそういう状況であればこそ、保育園(もちろん幼稚園や小学校だって同様であろう)で子どもの心を慈しみ育てる余裕というものが大事になる。それを守っていくのが僕らの仕事だ。(ブログ「心を育てる保育」より)

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「骨太の方針09」 ― 幼児教育、保育の総合化

 「幼児教育、保育の総合化を図る」という文言は「幼児教育、保育のサービスの充実・効率化・総合的な提供を推進する」とされた。
 内閣府の担当者に一つ一つ詰めて確認したところ、「総合的な提供」とは「認定こども園の増加、幼稚園における預かりサービスの拡充」のこと。また「効率化」とは、充実を前提としており、「定員の弾力化や、今回の補正予算で安心こども基金に加わった送迎センター(定員割れの保育所への送り迎えを行う)を想定」とのこと。
 「一元化」の問題で議論となったが、そういう意味ではないと明言された。誤解を招くことは回避されたのではないか。(ブログ「骨太の方針2009」より)

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学童保育保護者研修会

 午後は倉敷市学童保育連絡協議会主催の保護者研修会へ参加。挨拶を兼ねて学童保育の現状や課題などをお話させていただく。

 学童保育は、10年前に児童福祉法に「放課後児童健全育成事業」として掲載された比較的新しい事業である。しかし今や育児における「6歳の壁」対策として欠かせない存在となった。講師の方から「自民党の国会議員が学童保育の会に来られるようになったなんて、時代も変わった」と言われたが、社会のニーズや共働きに関するニーズという面でも間違いなく時代が変わったのだろう。当面、待機児童ゼロや70人以上クラブの解消を目指して量の拡大が急務であるが、同時に施設基準や指導者の資格等、質の面でも整備が進んでいないのが現状だ。先日の小渕少子化相の懇談会でも「幼稚園や保育所に比べ、正直、二の次三の次になってる」という率直なコメントがあったところだ。(ブログ「学童保育研修会」より)

小渕優子少子化担当相・子育てに関する懇談会

カレーを食べる小渕大臣 8日の「新春の集い」に小渕優子少子化担当相が来倉されるのにあわせ、「子育て」に関係する団体の方々にご参集いただき、懇談会を行った。せっかく大臣が来られるのだから、ただ応援演説だけしてもらって帰すのはとてももったいない(大臣遣いが荒くてすいません >小渕大臣)。今年は「子育て」をテーマと思っている自分としては貴重な機会であり、ぜひ実現したかったのである。

 急のことで、また運営に人手が足りなかったこともあり、限られた範囲でしかお声がけできなかったが、保育園、幼稚園・PTA、学童保育、胎児の命について考える集まり、お母さんたちの悩みを共有する集まり、などの代表の方々がお運びくださった。ありがたいことである。

 会は思いのほか盛況になった。それぞれの方々が真摯に実情をお話くださったのも勉強になったし、何よりも小渕優子大臣が1歳のお子さんを育児中の現役お母さんであることがとても大きかった。妊娠初期、つわりに苦しみつつも周りに言えずご苦労が多かったこと(橋本聖子参議院議員は、妊娠がわかったとき「出産するのなら議員をやめろ」と言われたことがあった由。ヒドイ話である)、でも安定期以降は幸せな妊婦生活だったこと、お子さんが生まれてしばらくは育児ノイローゼになるくらい悩んだこともあったこと、etc.etc…ご自分の体験として受け止め、お話しくださった。また大臣としても率直に、少子化対策は掛け声こそ大きいが手薄、二の次であること、将来子どもが人口の1割になってしまう現実の認識が薄いこと、対策にまだ偏りがあることなどお話いただいた。

 あまつさえ「岳ちゃんは私を倉敷まで呼んでおいて、パーティで5分しか喋らせてくれないんですから!」とか言い放ち時間オーバーしてどんどん語り合うものだから、コーディネーターの予想を遥かに上回る盛り上がりを見せた。私は時間の関係で途中で席を外さざるを得なかったが、やって良かった。このことがまたきっかけとなって、少しでも「子育て」に政治家も施設側もお母さんお父さんたちも周りの方々も、皆前向きになって欲しいと願う。(ブログ「小渕優子少子化相・子育てに関する懇談会」より)

「夜回り先生」水谷修先生

水谷先生と橋本岳 22日(月)に、児島文化センターで行われた「夜回り先生」水谷修先生の教育講演会に伺った。その様子や感想などを書かねばと思っているのだが、内容があまりにもありすぎて、また思うところも溢れすぎて、うまくまとめることができずに今日になってしまった。やむを得ず、思いつくままに記す。

ある人が「魂の言葉じゃな」とおっしゃっていたが、本当にその通り。夜の世界の誘惑と怖さ、学校にも家庭にも街にも行き場のない子どもたちが部屋に籠り、リストカットに向かう。シンナーやドラッグは骨まで奪う。少年の大腿骨は脆くも崩れてしまった。幸いにして「人は人を幸せにするために生きてるんだね」ということに気づく子もいる。残念ながら、気づく機会がないままに亡くなる子も、いる。

 その原因は?水谷先生はおっしゃった。「全ての大人の代わりに、全ての子どもたちに、謝る。申し訳ない」―これを聞いた全ての大人(含自分)は、自らを恥じるべきだ。大人の余裕の無さが、子どもの居場所を奪っている。

 「愛は生きるものであり、語るものではない」蓋し名言と言うべきであろう。「ケータイやネットで愛を伝えることはできない」これもその通り。にも関わらず、「夜、人間は不安になる。不安になった人間がケータイやネットでコミュニケーションすることで、どれだけの犯罪が起こっているか?」この問題提起は受け止めなければならない。

 父・橋本龍太郎が総理大臣在職中、麻薬対策を強化したことを徳として、講演の中でお話いただき、また私自身もご紹介を受け、激励をいただいた。水谷先生は、命を削って子どもたちのために全力を尽くしておられる。これは他人の真似できることではない。しかし、わざわざご期待をいただいているのだから、政治の立場でもできることはある。私も、己の持ち場において、子どもたちのために全力を尽くすことを誓う。(ブログ「夜回り先生」水谷修先生講演」より)

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「ヤンキー先生」義家参議院議員 講演

 自民党岡山県連青年局主催のセミナーに出席する。講師は「ヤンキー先生」こと義家弘介参議院議員。日頃から教育に対して熱く取り組んでおられるが、今日も熱く日教組問題をはじめとして、戦後教育によっていかに「主体性」が奪われたかをユーモアを交えて力説。「議員になってとかく思うのは、外国との比較が多すぎること。欧米では、欧米では、、、、『欧米か!』と思う」ナドナド、切れ味も鋭い。(ブログ「ヤンキー先生、来岡」より)

子育て講座特別編

かねて、倉敷公民館の講座「絆創る乳幼児期のびのび子育て」を受講している。今日はその特別編で、講師に木村まさ子さんをお迎えした第一部の講演、および伊東香織市長も入った第二部のセッションがあった。私も受講生の一員として参加し、壇上で発言させてもらった。

木村さんの講演は、「いただきます」「おいしい!」「ごちそうさま!」「大好き!」そして「おはよう!」といった美しい言葉を自分から語りかけることが、いかに自分や子どもたちに希望や素晴らしい効果をもたらすか、それが命のつながりにどれだけ大事なことか、というお話。最後に「言葉とは最後に羽織る衣かな」という川柳の紹介があった。いちいちうなづいて聞きつつも、わがボスのことがどうしても頭に浮かんでしまう。うーん…。

セッションでは、講座受講生の方々がそれぞれの体験をお話になったあと、私から「経済支援だけが子育て対策じゃないと思ってる」と話を振ったところから、木村さんトークが炸裂。
・お金で子どもを生ませるなんてとんでもない、
・「男らしさ」「女らしさ」が大事、
・「この人の子どもを生みたい!」と女に思わせる男が少なすぎる、
・母になるのに身につけておくべき知恵が途切れているのが問題、
・子育てが「大変」という言葉を使わない。楽しまなきゃ! etc.etc…。
私も壇上唯一の父親として、また議員としても自分の経験や思いもお話させていただいた。最後に木村さんは、「一人ひとりが一歩を踏み出すことが大事」と締めくくられた。皆さん晴れ晴れした表情で帰っていかれたのがとても印象的だった。

子育てについては、以前「子どもたちが笑う日本をつくるために」というエントリで思いを書いている。命の繋がりができない社会は間違っている。どうにかしなければならない。今日のようなお話にできるだけ多くの人が耳を傾けてくだされば、きっと社会は変わる。そういう希望を持った会だった。(ブログ「子育て講座特別編」より)