第211回国会 本会議 第23号(令和5年4月27日(木))

橋本委員

ただいま議題となりました法律案につきまして、地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
本案は、デジタル社会の基盤であるマイナンバー及びマイナンバーカードの利用の推進に関する各種施策を講じ、もって国民の利便性の向上及び行政運営の効率化を図ることを目的とするものであります。
その主な内容は、

第一に、個人番号等の利用の促進を図る行政事務の範囲を拡大することとしております。

第二に、在外公館における個人番号カードの交付等に係る手続を整備することとしております。

第三に、戸籍等の記載事項に氏名の振り仮名を追加することとしております。

第四に、行政機関の長等からの預貯金口座情報等の提供による登録の特例を創設することとしております。

第五に、医療保険の資格確認のために必要な書面の交付等の措置を講ずることとしております。

本案は、去る四月十四日、本会議において趣旨説明及び質疑が行われた後、同日本委員会に付託されました。
本委員会においては、十八日、河野デジタル大臣から趣旨の説明を聴取した後、質疑に入りました。二十日には参考人から意見を聴取し、二十五日質疑を終局いたしました。質疑終局後、討論を行い、採決いたしましたところ、本案は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、本案に対し附帯決議が付されました。
以上、御報告申し上げます。(拍手)