第201回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号 (令和2年4月13日(月))

松原委員

私もそういった立場でやってきたわけでありますが、北朝鮮の核をなくすというこのことをやめるわけではない。ミサイルに対してもやめるわけではない。しかし、拉致は別枠にしてもうやるべき時期に来ているということを、私は、私も拉致問題にずっと取り組んできた立場として、明確にこの場で提言をしていきたいと思っております。  次に、新型コロナウイルス感染症対策でありますが、菅官房長官は今月八日の記者会見で、ドライブスルー方式のPCR検査を検討しているということをおっしゃっていますが、このアクションプログラムをお示しいただきたい。
 

橋本副大臣

まず、事実関係についてお答えを申し上げます。  PCR検査につきましては、全国で一日に一万二千件を超える検査能力を現在確保しておりますが、四月七日に取りまとめた緊急経済対策において、簡易検査等の迅速な検査の促進などにより、検査能力を二万件まで増強することとしております。  一方で、感染者が急増した際にも、医師が必要と判断した方がPCR検査を確実に受けることができるよう、帰国者・接触者外来における検査能力の向上とともに、地域の帰国者・接触者外来といった検体採取を行う場において、患者以外の方への感染拡大のリスク、すなわち検体採取に当たる医療従事者の方々が主にということになろうと思いますが、そうした方の感染拡大のリスクに留意しつつ、迅速かつ適切に検体の採取が行われることが重要でございます。  御指摘のドライブスルー方式の検体採取でありますけれども、こちらの方、医療従事者による問診をすること、それから検体採取がその感染防御などの点で適切に行われるということであれば、医療法上、医療機関がこの方式で行うということについては、可能でございます。  既に国内で幾つかそうした例もあるというふうに承知はしておりますので、医療機関において確実にPCR検査を医師が必要と判断した場合にできるように、そうしたことも含めて御検討いただき、また実施していただけるように考えております。