井上(一)委員
井上一徳です。よろしくお願いいたします。 十八日から十九日にかけて行われたWHOの総会について質問をさせていただきたいと思います。 けさの新聞にもいろいろこのWHO総会について載っておりまして、日本側としては、この新型ウイルス対策について、公平、独立かつ包括的な検証を求めたとか、あと、台湾の参加についても支持する旨の発言をしたというふうに載っております。 ただ、米国なんかでは、かなり批判的で、この世界保健機構、WHOの運営については、必要な情報の入手に失敗し、多くの命を犠牲にしたとか、いろいろこのWHOの運営に対しては批判をしたということも載っております。 まず最初に、このWHO総会、日本としてこの総会の成果と、それからどういうふうに評価しているか、お伺いしたいと思います。
橋本副大臣
お答えをいたします。 今委員からお話しいただきましたように、五月の十八日、十九日、これはビデオ会議という形ではありましたけれども、WHO総会が開催されております。そして、我が国も共同提案国となった新型コロナウイルス感染症に関する決議が採択をされたということは一つの結果なんだろうと思っております。 本決議につきましては、新型コロナウイルス感染症への対策に関し、国際社会の一致団結した対応が重要であるということを各国が支持した結果であると認識しておりまして、このような決議が採択されたことは歓迎したい、このように思っております。 また、今回の決議は、日本代表として総会に出席した加藤厚生労働大臣が述べた、WHOを中心とした対応に関する公平、独立かつ包括的な検証に言及されておりまして、これは我が国の主張がしっかりと反映された結果である、このように受けとめております。 本決議も踏まえまして、世界的な感染拡大の一日も早い終息に向けて、引き続き、国際社会全体で連携し、対応してまいります。