戦後日本と平和貢献

昭和の日

 「昭和の日」とは考えさせられるネーミングである。まさに近代日本の波乱を受けたのが昭和の時代だった。そして今なおその傷痕はあちこちに残る。目に見えるものでは竹島や尖閣列島、北方領土、あるいは沖縄を中心とする基地。あるいは法律や習慣・文化・思想まで、広く見られる。拉致問題も含めるべきだろう。

 以前、米軍厚木基地を訪問した際、マッカーサー元帥の像が建っていたのを見たことがある。米軍基地の中に米軍の将軍の像があることにもちろん何の異存もない。しかし台座に書いてあった言葉が今なお忘れられぬ。「日本の民主主義の生みの親、マッカーサー」とあったのだ。日本の国会には明治以来120年以上に及ぶ歴史があるのだ。それを無視されてはたまらない。こんなに腹が立つことはない。

 このような昭和の歴史の爪痕を、現実の外交の中で根気強くひとつひとつ是正していくことも、政治家としての自分の仕事であり、保守政党としての自民党の仕事なのだと思う。(ブログ「昭和の日」より)

海賊対策・テロ対策・イラク人道復興支援

 衆議院では、当選直後の平成17年12月以来、国際テロ防止・イラク人道復興支援に関する特別委員会(平成21年1月より「海賊行為への対処・国際テロ防止に関する特別委員会」)に所属している。これらの活動は、日本が国益のために行う世界の治安維持や平和への貢献の在り方を少しずつ拡大する取り組みであり、日本国憲法前文にある「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ」という理念を実現する活動だ。

(関連ブログ)

「対馬丸」と「異国の丘」 -「父の記」より