行政・公務員制度改革

 権限や予算を背景とした押しつけ的な公務員の天下りを根絶し、また民間との人材交流を加速させるために国家公務員制度の改革の推進は必要である。委員会審議に加わり、また同志議員らとともに安倍総理(当時)に申し入れを行うなど、積極的に活動を行った。

国会質問一覧:国家公務員制度改革

 平成19年の国会では、国家公務員制度改革について政府案に対して民主党案が対案として提出。民主党案に対して対決・追求姿勢の質疑を行ったが、与党議員には珍しいこういう質疑の方が議員としてはやりがいを感じる。提案者の馬淵澄夫議員らを相手に、民主党案が立法根拠として主張した「天下り先に半年で五兆九千億円」という数字がいかに過大なものかをじっくり論証し、後に渡辺喜美行革相(当時)に「とにかく質問がねちっこい」と評される所以となった。論破したにも関わらず、いまだに「天下り先に年間十数兆円の金が流れる」といった表現が散見されるのは、残念である。

平成19年5月25日 内閣委員会(第166回 通常国会)

 【国家公務員法等の一部改正案(政府案・民主党案)に関する質疑】(議事録
・「天下り」の定義について
・民主党案の立法根拠について
・能力・実績主義の人事評価について
・官民人材交流センターの将来像について

平成19年5月30日 内閣委員会(第166回 通常国会)

 【国家公務員法等の一部改正案(政府案・民主党案)に関する質疑】(議事録
・民主党案の立法根拠について
・能力・実績主義の人事評価について
・民主党案の公務員制度改革の目標について 

国会質問一覧:公務員人事評価制度

 上記の公務員制度改革の質疑の基礎となったもの。現在試行中である能力・業績に基づいた新たな人事評価制度についての質疑を続けている。三菱総研在職中に行政評価システムの導入支援を行った経験が生きている。なかなか注目する議員のいない分野だが、継続的にチェックしたい。
平成20年の質疑では、持ち時間20分の中で麻生総理の発言について半分以上費やしてしまったので、尻切れトンボになってしまったのが残念。

平成18年11月2日 総務委員会(第165回 臨時国会)

 【一般職/特別職職員給与法改正案に関する質疑】(議事録
・新たな人事評価制度の試行状況について

平成20年11月20日 総務委員会(第170回 臨時国会)

 【公務員の制度及び給与並びに恩給に関する件(人事院勧告)】(議事録
・医師不足に対する麻生総理の発言について
・公務員の信頼回復への取り組みについて
・所掌別の目的・目標の設定について